生薬学校人類の叡智・伝統医学を科学する



最古の病理学


「ようこそ、“最古の病理学”へ。IT時代といわれる今、あなたがここへクリックするとは、かなり『伝統医学』の奥深さを知ってきたものと、ワシもうれしいよ。
一般的に、西洋医学では、人体を多数の細胞で形成された多彩な部品(臓器や組織)の集合体としてとらえ、“病気”というのは、その中のどこかの部品の故障や異常によって発生すると考えておるのじゃ。
ところが、伝統医学では、人体はさまざまな臓器や器官が相互に密接に関連してバランスをとっている“一種の小宇宙”(生命体)ととらえておるのじゃ。
――医療のための検査機器など何一つ持っていなかった古代中国で、体内に侵入して発病させる病原微生物を「邪(じゃ)」という言葉で想定して、その感染症の発病から治療までを観察し、病気を治療する生薬を発見し、配合処方を考案し、より有効な治療法をあみ出したのである。また、循環器病や炎症性疾患のような血管や血液の病気に対して「オ血(おけつ)」と表現したり、臓腑のつながりや疾病の表現を「経絡(けいらく)」という概念でとらえている。
「こうした概念のもとに、一見、部分的に見える病変や症状でも、全身的(精神面も含めて)な体内バランスの乱れによって生じたと考え、生薬製剤で、これを治療してきたのじゃ。
またもう一つ大切なことは、伝統医学では、西洋医学の“病気”のようなはっきりした異常が現れなくても、体内バランスに何らかの乱れがある場合は、この状態を「未病」といい、一種の“半健康状態・半病人状態”でも治療対象に含め“本格的な病気になる前に治療する”という考え方があるのじゃ。これは、近年になって、西洋医学で注目されるようになった“予防医学”の考え方を2000年以上にも前に認識していたというわけじゃ。」
――――伝統医学で、“体内バランスの乱れ”がどうして「未病」や「病気」と考えるのか?
これは、古代中国の独特な哲学・自然観である「陰陽論」にのっとったもので、自然界の「陰陽」が乱れたとき、天候が不順になり、異常現象がおこる。したがって人体の場合も同様に、“五臓六腑”(臓器・器官など)や、それらを運行する“気・血・水”などの陰陽のバランスが乱れると「未病」状態になり、さらに進むと「病気」になると考えた。
これらを記述したのが、世界最古の医学書といわれる『黄帝内経』で、紀元前5〜3世紀の前漢時代に、黄帝と6人の医者の対話を記録したものである。
『黄帝内経』(記録の一部)

名医・岐伯が、女性と男性の肉体の変化を年齢的に、黄帝に答えたものである。
女性は7の倍数の年齢で肉体に変化があると。

7歳になると、腎気が盛んになって、歯がはえかわり、髪の毛が長くふさふさする。
14歳で天癸(月経)が定期的に始まり、出産能力が備わる。
21歳になると、腎気が全身に行きわたり、完全に歯がはえそろう。
28歳で筋骨が堅くなって、女性として最も充実した状態になる。
35歳で陽明の経脈が衰え始めるので、顔がやつれ、シワができ、毛が抜け始める。
42歳になると、体の上部から衰え始め、顔はシワがふえ、つやがなくなり、白髪が出始める。
49歳になると、月経も止まって、子供を生めなくなる。

男性は8の倍数の年齢で肉体に変化が生じる。
以下、8歳、16歳、24歳、云々と男女の老化の経過をこまやかに記してある。



「また、伝統医学では、病位・病態の把握にも陰陽論をふまえて“表裏”“虚実”“寒熱”という物差しを用い、これらによって、身体の反応や病気の性質、場所を確認しているのじゃ。」
●「表裏」…
病気の位置による区分。体表部付近を「表」(陽)といい、消化管などの付近を「裏」(陰)といい、病気がどの位置にあるかを判断する。中間にある場合は“半表半裏”と呼ばれる。
●「虚実」…
「虚」(陰)とは、体質的には弱々しく、患部に動員された気血が乏しい状態である。具体的には、脈が弱くなり、寝汗があったり、痛みや発赤に乏しい患部の腫脹、筋の緊張がみられる。
「実」(陽)は、体質的に充実している状態、または患部に気血が豊富に動員されている状態である。脈は強く、患部の強い痛みや発赤腫脹、筋の過腫脹が現われる。
●「寒熱」…
「寒」(陰)の状態では、顔色は白いかどす黒く、厚着をしたり、カイロを入れたり、夏でも温かいものを好むタイプである。寒けや冷感のあるもの。
「熱」(陽)は、患部や身体の一部が熱っぽく感じられるもの、暑がって冷たいものを好み、口渇が強い。
※伝統医学でいう“熱”は、体温計で測った“熱”ではなく“熱感”という意味で使われる。体温が高くても、熱感がなく、悪感の強いときは“寒”である。

「さらにまた、伝統医学では病的な因子として、外的なもの(外因)、内的なもの(内因)、その他(不内外因)の3つを想定し、外因には六淫といって6つの因子(風、寒、暑、湿、燥、火)があり、内因には七情といって7つの因子(怒、喜、思、憂、恐、悲、驚)がある。不内外因は生活上の不摂生であったり、外傷などがあるのじゃ。外因は“外邪”ともいわれ、人と自然界とのかかわりでおこる病因と考えられ、西洋医学でいう病原微生物や有害物質、アレルゲンなどに通じるものじゃ。内因は精神的負担やストレス、情緒変動などを指し、精神と肉体の密接な関係を古代より認識していたことは、実に驚くべきことで、近年注目され始めた“心身医学”や“ストレス医学”の発想を何千年前からもっていたということじゃ。そして、不内外因も“生活習慣病”に通じる考え方なのじゃ。
このように、伝統医学では、積極的な人生を送るためには、心を含めた全身の体内バランスを調和させ、自然と調和した“本当の健康”を得ることが大切で、“生薬”でそれを目指し、西洋医学より“病気の範囲”を広くとらえているのじゃ。それは『最古の病理学』ではなく、むしろ、“最新の病理学”といえるものとワシは確信しておるのじゃ。」

どうじゃ、
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