ドライアイの予防とケア
ドライアイ対策は?

 ドライアイを予防するための対策や、ドライアイを治すためのケアにはどのようなことが有効なのでしょう。もし、涙を増やすようなことができれば最も効果的なのですが、涙そのものを増やす薬や治療法はありません。したがって、ドライアイの予防やケアには、生活環境やワークスタイルの改善、または目薬の点眼などが一般的な対策です。それでは、生活環境やワークスタイルの改善としてはどのようなことが考えられるのでしょう。
近年では、仕事や家庭でパソコンを使用する機会がますます増加しています。また、テレビも大型化し、テレビゲームも広く普及しています。パソコンやテレビの画面を見るときは、モニターの位置を眼の高さより低い位置にするとか、上目遣いに見ないようにすることが良いでしょう。また、眼の乾燥を避けるために加湿器を使用するといった予防のための対策も有効です。
コンタクトレンズを使用する方は、防腐剤無添加の人工涙液や自家血清などの点眼を頻繁に行ったり、装用時間を短縮したり、レンズの洗浄や交換の頻度を上げたり、ソフトレンズならば低含水のものに、またハードレンズならばガス透過性のものに変えるといったことが涙の蒸発を抑えることになり、ドライアイの予防につながります。
誰でも簡単にできるケアとして「眼を温める」ことがお勧めです。これは、角膜を構成する細胞が、35℃で最高の働きをすることから効果的なケアといえます。最近では、温めて使用するアイピローなども販売されているので、試してみるのも良いでしょう。逆に眼を冷やさないようにすることが大切といえます。
とにかくドライアイの要因(生活環境的要因、まばたきの減る作業、病気や薬の影響等)を減らすことが一番です。
治療としては、防腐剤抜きの人工涙液や自家血清の点眼、またドライアイを引き起こしている原因となる病気の治療が大切です。また、涙の排出を抑える涙点プラグの挿入も効果的な治療です。
図:涙点
涙点プラグ:ソフトコンタクトレンズと同じ材質やシリコンゴム等で作られた1〜2mm程度のプラグです。これを涙点に挿入することで、涙の排出を抑えます。



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